海まで来ましたね。
大聖院から海に下りて海岸線を伝って歩くと、大鳥居を真横からみることができます。
石灯籠が並んでいたり、小さな清盛神社に寄り道したり、砂浜を歩いたり、海をのんびり楽しむこともできます。
この写真は、本文とは違うルートで千畳閣に向かったとき撮りました。
目印は大きな屋根と立派な銀杏です。
秋は目に痛いほどの黄色なので、遠くからでもよくわかります。
壁も障子も襖もありません。
風通し抜群です。
床は黒光りし、たくさんの人に踏まれたせいかまろやかに柔らかな板張りです。
銀杏の黄色が反射します。
おみくじは細い木の棒に書かれた番号のものを自分で引き出しから取り出すシステム。
こんな感じに座って、おしゃべりしながら休んだり、外の風景を楽しむ人がたくさんいます。
あの二人もこんなふうだったのでしょうか。
そして、なんと淡々と進んできた「安芸の島」は第五話で終わりです。
最初はこれで終わりだったのですが、ちょっと速水視点で書いたらどうなるんだろう、と思い、締め切り近くになって書き足しました。
なので、次回からは「神の島」(全四話)が始まります。
どうして速水が宮島にきたのか、もう少し詳しくわかります。
でも、全編淡々です。
ブログとしては、「安芸の島のあとがき」でこの「紅葉狩り写真」も終わりです。
紅葉って、妖しい気持ちになりますね。
どうしてでしょうか。
では、「神の島」とあとがきでお会いしましょう。