「騎士が花嫁」 あとがき


【注意】ネタバレ要素てんこ盛り。最終話まで読んでいない方はご注意ください。


2か月近くにわたり、この「騎士が花嫁」と付き合ってきました。
何度も言うようですが、「妖精王の指輪2」が行き詰まり、気分転換や憂さ晴らしのように設定を妄想したのが、このお話の始まりです。
完結させようと思わず、「第三話」の「えええええっ!初夜?!どーすんの、俺???!!!」というところでぶった切って「はー、面白かった!」と捨てて進もうかと思っていましたが、次から次へお話が動いていくので夢中で妄想していました。

プロットを立てたり、最後までお話を考えたりせずに書いていくので、読み返しても無駄な登場人物もたくさんいます。
が、なかなか自分の中ではそれぞれのキャラが立っていて、大家族みたいで楽しいものでした。


一番申し訳なかったのは、リノです。
仕事などで余裕がない中、書き進んでいってしまったので、切羽詰まったリノが、
「もうだめじゃあ!ジュリさん、入らせんさい!」
と言っているところ(35話「全部ください(3)冒頭参照)で力尽きて2日くらい放置していました。
内心、「ごめん~、ごめんよ、リノ~!!」と寸止めなリノに謝りながら、風邪にも倒れていました。

一番好きなシーンは、リノのプロポーズかな(26話「あなたの帰る場所」参照)。
「わし、まだ17じゃけぇ伸びしろはよぉけあるし!」
と言っているのが、かわいくて!


この話で、「地雷」というものも知りました。
炎上はしませんでしたが、「最初から自分が好きかどうか知って上でお話を読みたい人が多いんだ」と実感しました。
私の話の読み方は、読み始めたはいいけれど自分の好みでなかったら「選択した自分の責任だ」というスタイルだったので、なかなかびっくりな感じでした。
限られた時間の中、捻出する読書時間なのでハズレを引くと怒りたくなるのも当然ですけどね。
一方で、書き手として「いくら読者から言われても『私はこう進む』『このスタイルを貫く』」という自分の軸を持つことで腹をくくらなくてはならないのかもなぁ、と思いました。
私の妄想話なので、私がこの話の神である。
乱暴に言えば、こんな感覚をある程度保っていることの大切さも感じました。

結局、「攻×攻」みたいな感じで書いていきました。
多分、2人は「自分が食べたい」人たちだと思ったからです。
なので、ジュリアス様の最後の痕は……、リノ、相当ヘコんだだろうなぁ……
食べてるつもりが食べられててさ!



多くの人に楽しんでもらえたようで、感想もたくさんいただきました。
嬉しかったなぁ。
多かったのはジュリアス様の良妻ぶり、乙女ぶりにきゃあきゃあする、だったような気がします。
おかしいなぁ。
赤熊がおかんで乙女。
むっさいおっさん設定だったはずなのに、どうしてこうなったんじゃろう?

次に多かったのはリノのひたむきさと「かわいいのにカッコいい」でした。
あいつはいいヤツなんだよ!
私も拳を上げて力説したい。



聞いていた曲は書き始めは定まっていませんでしたが、終盤は話題の「ユーリ!!!on Ice」のオープニングテーマ「History Maker」でした。
この曲の空間や未来への広がりと、常に前を向いている感じがリノに重なったからです。
リノはよく考えるとなかなかの過去を持っていますが、それでもいつも前を向き、ひたむきで純真。
そんな彼のパワーがジュリアスやクラディウス、インティアを変えていったのだと思います。




 しかし、リノがジュリアスを美味しくいただくときは爽やかでは合わなかったので、そのときにはまず「Yuri on Ice」のピアノですごくすごく切なく相手に触れ、そのあとのシーンは「愛について~Eros」を聞いていました。


まだまだほじればたくさんのことがあって、あとがきに「あれも書こう!これも書こう!」と思っていましたがすっかり忘れてしまいました。
思い出した時点で、このブログに書けるといいな。

このブログに月光さんのリンクが貼れればいいのですが、リンク先がR18なので、「はてなブログ」でどれだけオイタをしてもいいのかわからず、リンクを貼っていません。
気になる方はTwitter経由で聞いてくださると対応できると思います。

最後になりましたが、たくさんの感想、ブックマークや評価ポイントをありがとうございました。
すっごくすっごく嬉しかったし、励みになったし、嬉しかったです。




なんだかまだ、終わった気がしません。
リノとシンクロしながら書いたせいか、ずっと幸せでした。

気になる人たちもいます。
お忘れかと思いますが庭師の弟子のカップルとか、さ。
こぼれ話とか、書きたいな。
読みたいの、あるかな?


終わるギリギリでweb拍手なるものを導入してみました。
そこにも感想が書かれていて、嬉しかったです。
質問もあったので、このブログでまとめてお答えしていきたいです。
あと、一番やりたいのは「キャラクター紹介」です。
作品には必要がなくて書いていない設定をちらりとお見せするのだ!
どこに掲載しようかと思いました。
月光さんでもいいかな、とも思ったのですが「きちんとしたお話」ではないので、やめてこのブログにしようかと考えています。
またTwitterや活動報告でお知らせしようと思います。


「妖精王の指輪」を書き終わったときには、「か、か、書いた…」と達成感と脱力感で魂が抜けそうでした。

しかし、今は全然違う感覚です。
まだまだリノたちと一緒に過ごしたい!
こんな感じを持ったのは初めてです。

またどこかでこの人たちと一緒の時間が過ごしたいです。


Kyrie




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