【注意】
いつもは自分のオリジナル作品について書いているブログですが、これはアニメ「ユーリ!!! on Ice」に登場するクリストフ・ジャコメッティの二次創作作品について書いています。
ネタバレあり。
よろしくお願いします。
最近、ブログにもよく書くのですが、なにか作品を書こうかな、と思うきっかけやネタをTwitterでのやり取りでいただくことが多いです。
この、「ユーリ」の中のエロス担当クリスについてもそうでした。
スイスのお花畑を駆け回っていたかわいらしい少年が、どうしてあんなに氷をびしょびしょにするセクシー青年になっていったのか。
そこから妄想が広がり、「15歳からの10年間でなにかあったに違いない!」と考えて、そこを埋めるように書いたのが「5 years」でした。
特筆すべきは、謎の男と称され最後まで正体のわからなかった「クリスの猫を自宅まで迎えに来た、キスクラにもいる男」の存在でした。
私の中では本編を見たときにすぐに「クリスの恋人だ!」と思ってしまいました。
お茶目なクリスですが、素は真面目でちょっぴり寂しがり屋さんで、そのクリスが甘えたり我儘を言える存在が「謎の彼」、に(あの短時間で)私の目には映ったのでした。
さて、二次創作ですが、すんごい大変でした。
なんていうんだろう、シンクロしないエヴァとかなんかをなだめすかして操縦するけどいうこときかない、というか。
ほうきじゃないのに「燃やすわよ!」と言われちゃうデッキブラシにまたがっているような、そんな感じでした。
私の創作スタイルは、登場人物になりきるタイプです。
「憑依」と私は呼んだりもします。
泣いたり笑ったり傷ついたりしながら書いています。
二次創作は既存のキャラをおろす(?)わけでして、これがなかなか大変で。
「ユーリ」は好きですが、考察するほど深読みしていないし、クリスがどんな人物なのかも計り知れない。
謎の男性なんか、もう!!!
書いていて、すっごく感じました。
ユーリのキャラって、隙がない。
あの短時間なのにとても深く丁寧に濃厚に作り込まれていて、ゆるがない。
私なんかがつけいる隙なんて全然ないのです。
ブレない。
妄想のしようがない!
そして謎の彼の名前がない!
調べましたが、全然出てきませんでした。
仕方ないので、「スイスで男の子につけられる名前」の一番と「スイスの多い苗字」の一番から取りました。
出身をスイスジャーマンをしゃべるチューリッヒにしたので、「ドイツ語の名前」かどうかもちょっと調べました。
最初、タイトルを「10 years」にして書き始めました。
しかし書いているうちに、例の彼(作品内ではノアと言う名前なので、ここからはノアと表記します)とクリスの時間を中心にしたいな、と思い、二人が出会ってからの「5年間」とすることにしました。
荒ぶるクリスをなだめる(?)には、ちょっと年上の余裕のある人がいい。
でも最近は大人になったクリスに振り回されている感じもいい。
安心感が持てる人がいい。
センスがいい人がいい。
ノアの妄想は設定があまりないぶん、はかどりました。
作中には書きませんでしたが、スーツはイタリアのメーカーのセミ、あるいはフルオーダーがいい。
白い猫の世話をまめにしているので、猫にも好かれている。
元フィギュアスケーターだが、なにかしらの理由で断念(その理由を四回転ジャンプが飛べなかったから。なにかの故障。兵役についている間になにかあった。など絶賛妄想中!)。
そんなこんなで、そう簡単にヴィクトル一家にはメダルを取らせないぞー!という意気込みで来季を目指すクリスにすることができました。
このまんまじゃあ、ヴィクトル、勇利、ユーリに表彰台を占拠されそうです!
オタベック、JJ、そしてクリスにもねじ込んでいってほしいし、新人さんにも切り込んでいっていただきたい!
クリスはジャンプの精度を上げて、エロスの中にもキレッキレなスケーティングを見せてほしいです。
クリスに「氷とのもにゃもにゃは飽きた」(すみません、このブログ年齢制限していないもんで)、言わせたのは、彼もまた勝生勇利に影響されLifeとLoveを考え直す、感じ直す一人でいてほしいと願ったからです。
「5 years」はこれで終わりましたが、この後、ノアとクリスがどうなったのか私は非常に気になります。
なんとなくピカソを絡めたエピソードでも生まれないかしら、と期待しています。
写真はLifeとLoveを考え始めるようになったクリスが誰かとこんなテーブルが囲めたらいいな、と思い選びました。
その中にはノアもいて、リンクメイトや勇利たちとわいわいやっていたらいいなぁ。
これらをスマホで撮って楽しそうにやっていて、その騒ぎを猫とノアが壁際で眺めていて、それに気づいたクリスがなにか合図を送ってくれないかしら。
と願うばかりです。
■
5 years (pixiv。YOI【腐】 R18。閲覧注意)
■おまけ
スイスと言えばマッターホルン、と聞いたので。
マッターホルンの絶景ポイントまで登山電車で上がりましたが、空気が薄くて思うように動けませんでした。
ビックリだよ!
■参考
ノアがつけていた香水