※「あとがき」なので多少のネタバレがあると思います。ご注意ください。
何度か書いているように、これは「余聞」に収めようと書き始めたお話でした。
ふと浮かんだワンシーンや、本編では「今は余計だ」と書かなかったエピソードを入れていきたかったのです。
最初は、「妖精は花から生まれる」ということが書きたいだけでした。
なので、君が自分の子どもの誕生の瞬間を見て「ほんわか」で終わるつもりでしたが、一連の流れを書かなくっちゃ!と思い、独立させて少し長めのお話になりました。
ベーコンの香りもレタスのシャキシャキも腐海の胞子の時間もないお話なので、どうなのかなぁ、と思いましたが、冷静に考えるとMLだと思い直し(え?)、そのまま上げていました。
また、これまでのところ、むにゃむにゃシーンがあまりない私の作品ですが、このお話は特になく、「物足りないかなぁ」と思っています。
しかし、父親が同じなのにそのパートナーが違って第四王子ってどういうことなの?!と疑問に思われると困るので、
「カールは浮気してません!ええ、していませんともっ!証明して差し上げますわっ!」
という使命感もありました。
いろんな恋愛の形や表現があり、その中でセクシャルなやり取りはとても大切なことだと思いますが、それだけじゃないこともあるよなぁと感じています。
きっと「指輪」シリーズ全体を見まわしたとき、このお話がよいスパイスになることを祈りつつ。
地味なお話でしたが、読んでくださった方、ブックマークや感想をくださった方、本当にありがとうございます。
特に感想は、
と実感できる機会で、幸せな気分になります。
次からは「余聞」をちょっと更新させるつもりです。
よかったらまた、読んでみてくださいね。
■参考