銀のエトコリア

2016-09-02

「妖精王の指輪余聞」 あとがき…?




「指輪のこぼれ話を書きたい」
そう思って立ち上げたタイトルでした。
本編に盛り込めなかったところ、ほとんど触れていないけれど自分の中で物語が盛り上がっていったエピソード。
その一場面を切り取るだけでもいい。
そんなものを書いていきたい。
そうすることで、あまり確立できなかったキャラクターの像がもっと鮮明になるんじゃないか。
こんなことも考えていました。

実際に書き始めると、最初は「肩の力を抜いて」と面白く書いていたものの、結局、「余聞」に入らなかった「バイオレットな御方」を書いた頃から、意味合いが変わってきました。
内容としては「続・指輪」状態でした。

それと並行して、「激甘なものが読みたい。書きたい」と思いました。
新しい物語でそれを書こうとしましたが、どうやってもファーシェとセイがちらつきます。

「いやいや、『切ない物語』が書きたかったし、この結末を覆したら、あの『指輪』の物語の意味はどうなってしまうんだろう?」

ファーシェとセイの2人を打ち消しましたが、やっぱり出てきます。
やっぱり、私、ハッピーエンドが好きなんです。
幸せになってほしい。
ぎゅっと抱きしめ合って、嬉しさにおぼれてほしい。

そんなこんなで、「余聞」は「新しい展開」、つまり「ファーシェとセイの再会」へのつなぎの物語へと変わっていきました。


その「新展開」を書こうとするのですが、これがまたどうにもならなくて…
5回くらい、書き出すのですが、どうやっても流れていきません。
無理をして、ぎくしゃくしたままで話が行ってしまいます。

私の中では「アレがコウなって、ソレがソウなるから、ドレがアレでうんうん」という流れがしっかりあるのに、それがうまくいかないのです。

どうしようかと思いましたが、ここは書くのを止めてみよう、と思いました。
時が満ちるまで、放っておこう。

その間、なにも書かないのか、陰で習作のようなものを書くのか、肩に力を入れないものを書くのか、まだ決めていません。
ただ、自分の中から溢れてくるものがあるまで待とう、と思いました。

こんなことを書いて、明日また、新しいお話を上げていたら、すまんのう!笑

「余聞」もたくさんの人に読んでいただいたお話でした。
私は結構、瑞生くんと克也くんが気に入っています。
どこかでなにかが書けるといいなぁ。

書くのを止めるわけではないので、Twitterやブログ、月光のコメントなどでおつき合いができると嬉しく思います。


最後になりましたが、読んでくださった方、ブックマーク、評価ポイント、感想をくださった方、本当に本当にありがとうございました。
すごく励みになりました。

「余聞」のあとがきっぽいものは、こんな感じで。


余談ですが、新展開のあとのこぼれ話まであるのに~っ!爆



Kyrie








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