こんにちは、Kyrieです。
このあたりでこの1年をゆるっと振り返ってみることにします。
2020年山の中の隠遁者
今年を振り返るにあたり、避けては通れないのは新型コロナウイルスだと思う。
これまでとは全然違う。
生活も行動も仕事もなにもかも。
ストレスはたまりやすくなっていて、発散する場所は狭まった。
私としては美術館に行けなかったのが、想像以上に堪えた。
そうした中で、PVがどうの、感想をもらいました、日間何位になりました、なんとか賞をもらいました、ということをSNSなどで見ることがつらくなってきてしまった。
余裕がなかったのだと思う。
あとは、褒めたり素晴らしい作品だから他の人にも知ってほしくて紹介するのは好きだけど、慣れ合いの褒め合いをするのは苦手だ。
褒めてあげたから褒めて、という空気も、なにかしらの同調圧力も苦手だ。
同じようなことをしないと目立つ。
それはこれまでの人生でもよく知っている。
しかし、私は同調するつもりになれないし、自分の道を貫きたい。
それでひとりぼっちになったとしても。
Twitterの「内輪感」もダメになっていった。
BLについて語ると、もにゃもにゃシーンについても触れることが多いし、それが魅力のひとつだと思う。
でもTwitterは鍵でもつけておかないと、誰でも覗ける世界だ。
いくら、18歳以上の人にフォローをしてもらっても、常にパブリックな場所だ。
しかし、声高に過激なことをやりとりしているのはどうなのだろう、とずっと思っていた。
そういうものを目にするのもつらくなってきた。
SNSは言葉が短すぎて、なかなか意図していることが伝わらないことも多い。
伝わらないことで奪われるエネルギー。
いろいろ疲れてきた。
なので、私は閉じた。
鎖国状態だった。
山にひとり籠っている人状態だった。
今もそれは続いている。
平川大輔さん
「みんなを応援したい」という気持ちから、アーティストが本来なら有料のライブ映像などを無料公開してた。
それの1つも見られなかった。
余裕がなかった。
仕事でくたびれ果てて、とにかく寝てた。
お楽しみが減った。
それでもうろうろと探っていて、ぶち当たったのがネットラジオだ。
去年(2019年)の末からそういうものがあるんだと聞き始め、探りを入れて聞き始めていた。
それがもっともっと拡大していったのが、今年だ。
その中で小野大輔さんが「ジョジョの奇妙な冒険」第3部アニメについて語る「オラオラジオ!」という番組にぶち当たる。
ジョジョはほとんど中身を知らない。
小野さんについても、「一時期、どこにでも出てる大人気の声優・小野Dさん」という認識しかなかった。
けれど、小野さんがジョジョという作品が大好きで、それをすっごい熱量でめっちゃくちゃ楽しそうに語る番組は、ジョジョを知らない私にもすっごく面白かった。
様々な分野から3部アニメに関わる人たちがゲストに来ていて、平川大輔さんも花京院典明役として登場した。
平川さんについても、声のよく似たお友達も含め、お名前と声はよく知っていたが、お人柄についてはよく知らなかった。
このラジオの中で「この人の優しさに包まれたい」とうっかり思ってしまった。
それくらい優しい、マイナスイオンのお人だった。
びっくりだ!
そんな平川さんは、劇場版「鬼滅の刃」の魘夢役でよくお見かけするようになった。
結局、無限列車にはまだ乗車していないんだけど。
キャラクターを深く探る・考える
小野さんと平川さんのオラオラジオ!だったり、平川さんが声優として携わった作品についてのラジオだったり、そういうものの中で語ることのひとつに「キャラクターについて」がある。
聞いていて、めっちゃ面白い。
そのキャラクターをどう理解して、それをどうやって声で表現し演じるのか、というのを声優同士で語るから、熱量がんがん盛られるし、そんなところまで考えるのか、とか、シンクロしちゃうのか、など思いながら楽しく聞いた。
私の苦手な「具体的な描写」についても細かく考えてそのキャラクターを構築していく。
嘘っぽくならないリアリティー。
アニメーションならではの表現がされているときの、ちょっとリアルから離れた声。
むちゃくちゃ面白い。
ちなみにリアリティーと好奇心・探求心についてなら、今放映しているドラマ「岸辺露伴は動かない」(高橋一生。NHK)の、露伴ちゃんがめっちゃ楽しく語ってるよ。
激しく同意しすぎて首をぶんぶん縦に振ったり、「そうだよね!そうだよね!そうですよねーーーー!!!!」と心の中で叫んだり。
いや、これも楽しい作品だ。
ジョジョの登場人物で、スピンオフ作品となるんだろうけど、漫画原作の実写化というので、不安もあったんだ。
原作知らないけど、言葉を失ったり、あまりにリアリティがなさすぎてはじゅかしくなったり、「これは絶対違う!」と怒ったりすることなく、不気味に妖しい世界を楽しみながら視聴している。
年明けに再放送もあるよ。
キャラクターを深く探る、ということから、それでお話を書くつもりはないけれど、簡単な設定付きのキャラクターをぼんぼん作っていく遊びがしたいなぁ、と思った。
ノートに書くのか、「かけらばこ」に突っ込むのか、それとも「ネットの雑記帳」だと認識している自分のブログに書くのか、全然決めていないけど。
読みたい人がいるならネットにあげるのがいいよね。
あとは、平川さんも別のラジオ番組でお悩み相談コーナーを持ってたことがあるんだけど、その答えが本当に真摯で紳士。
マイナスイオンで癒されまくりで、「お守りいたしますっ!」とつい言ってしまいたくなる。
演技力も素晴らしくて、「なんだこの人。めちゃめちゃすごい人…」と圧倒されてる。
自分の作品のキャラに助けられる
長い作品を勢いのまま、書き殴ったあと、私はエネルギー切れとなり、ぽつぽつと作品を書きたいときに書く、くらいのペースダウンとなった。
以前にも言ったし、今でもそうなんだけど、このまま書けなくなってもいい、と思っている。
だって書けないんだもん。
書きたくないんだもん。
そういうときはプロではない、というのはラクだよね。
自分がつらい時、自分の作品を読み返すことがある。
だって自分の趣味をぶち込んで書いているんだもん。
大好きだよね。
自分が書いているから、先の展開が読めちゃってそこがつまんないけど。
元気なリノ
飄々とした靖友くん
溢れる母性と漢気のアキラママ
包容力とぴりりと辛口なのに最終的には優しい桐谷
ほかにもいるけれど、自分の作品のキャラに救われることが何度かあった。
嬉しかった。
自分だけじゃなくて、どこかの誰かもそうだったらいいなぁ、とぼんやり思っていた。
作品の数じゃなくて
今年もちまちましか書いていない。
エネルギー切れはまだ続いている。
でも自分を閉じたことで溜まっているエネルギーもある。
受け身になって享受する新たなエネルギーもある。
たくさんのエンターテイメントから得るエネルギーもいっぱいあった。
エンターテイナーの方々、ありがとう!と思う。
それはプロの人たちだけじゃなくて、創作活動をしている人たちも含むと思う。
大変だったのは、好みのものを探すこと!
異世界に転生しすぎ!転移しすぎ!悪役令嬢になりすぎ!もにゃもにゃシーンばっかりすぎ!
読まれる要素だから、それを書きたくなるのもわかるけど、どれもおんなじに見えちゃって。
「より過激に」ばかり追いかけると、どんどん感覚が麻痺していっちゃうよねぇ。
話が逸れちゃったけど、正直書けないと思っていたのに、ぽちぽちでも書いてこれたことを感謝します。
いつ山を下りるのか
隠遁の鎖国キリエですが、いつまでそうしているのか。
わかんないなぁ。
人と仲良くしたくないことではないのだけど、とーふメンタルのまんまだしなぁ。
Twitterは自分には向いていないんじゃないか、と思ったり。
そうだ、Twitterなんだけどローカルルールは無視していくタイプ。
一応、プロフ欄は確認して、その方が望んでいることが受け入れられるのならフォローするけれど、「フォローする前に声かけ」とかは「ついったらんどは自由にフォロー・リムーブしていい世界!」と位置付けているので、離れていく。くらいのことはします。
私も18歳以上の人が閲覧可能なサイトへのリンクを貼る上で、とりあえずフォローはプロフィール欄で18歳以上とわかる方にお願いをしています。
ま、自由なんだけど「フォロワーさんを整理します」とツイートされてリムーブされるとめっちゃヘコむ。
「あ、私、いらないコだったんだ」とネガティヴ・キリエになります。
そっと手放してね。
冬になると世の中の厳しさが増して、自分も不安定なままかなぁ、と思う。
なので、山を下りるのはもうちょっとしてからがいいのかなぁ、と考えている。
これを読んで「キリエなんか大嫌いになった!」という人は、そっと離れていくといいと思うよ。
気の合う人と「そうだよね、キリエってさー」とやるなら、見えにくいところでそっとやってほしいな。
Twitter上でやられたことがあってさぁ。
自由っちゃ自由なんだけど、そういうのはそれこそ内輪の仲間内だけでやったほうがいいと思うんだよねぇ。
最後になりましたが、私の作品を読んでくださった方、SNSなどを通して関わってくださった方、ほかにもいっぱいありがとうございます。
自分が偏屈なのは重々承知の上で、うまいことネコがかぶれると思っていたのですが、見事に失敗して「あー、どこに行ってもキリエはキリエなんだなぁ」とこの歳になっても感じています。
このブログについても考えることがあるので、年明けにでもそれは改めて書きたいと思います。
たくさんの感謝を。
にこにこハッピー!
Kyrie
2020.12.30.