※ネタバレがあるかも。「キヨノさん」第40話まで読んだ方におすすめ。
今回は三条院さん視点のお話。
書いていてうなる。Twitterでもふれたけど「爽やかで優しい隣のお兄さんっぽい、親しみやすさと憧れが持たれるような人」と設定していたはずなのに「幼な妻に振り回されてもんもんとする青年」となっていて、めまい。
なりあきさま、どうなの?大丈夫なの?
とはいえ、キヨノさんの突然のデレに私も戸惑っている。
お話を書くときには自分の「ヘキ」を詰め込むが、大それたテーマを仕込むことはない。しかし遺伝子に組み込まれているせいか、冒険とか旅立ちとか自立とかそういうものがテーマになることが多い。
キヨノさんにもそういうテーマはなしで書いているが、本当になにが書きたいのか自分でも皆目見当がつかない。
いただいた感想等で感じるのは「人形のようだったキヨノさんがだんだん血の通った感情を持った存在になってきている」と読者の方が思っていらっしゃることだ。
言われて、読み返して「なるほどなぁ」と思った。
そろそろ三条院の養生も終わりにしようと思っている。
次は大風呂敷を広げる展開が見えているが、これ、フラグ回収できないヤツだ!この大風呂敷、広げるだけ広げてそのまんまのヤツだ!自分が読者なら一番イライラして「ぎゃあああああ!どうしてくれるんだぁっ!!」と怒鳴るヤツだ!
終わりが見えない、というか終わらせるつもりがなさそうなキヨノさんなので、ごめんなさい。
だって「第40話」だよ!こんだけ書いて終わりが見えないお話ってこれまでないよ。
はぁ、「完結するお話」が書きたい。
うんうん唸って、あれこれ削られながら最終話を書き終わり「終わった……」という恐ろしい達成感と充足感と作品が手元から離れていく寂寥感と「もう書かなくてもいい」という解放感と……
そういうものが入り混じった感覚を味わいたい。
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過去に完結してお話に感想をいただきました。
ありがとうございます。嬉しいな。
新型コロナウイルスで、私もちょっぴりココロがヤられています。ギスギス。
イベントやお楽しみがどんどん中止になっていて、それも寂しいしつらい。
書き手としてなにかできるかと考えたけれど、特に思いつきませんでした。
しかし、こういうときだからこそエンターテイメントは大切。創作活動をするのもそれを楽しむのも大事なことだなぁ、としみじみ感じました。
ちなみに私が特に助けられたのはアニメ「宝石商リチャード氏の謎鑑定」。ありがとう、中田くん!
もちろんBL作品も読みました。読んだ後感想があると書き手としては大いに励みになります。余力があったらなにかしらアクションを。
ムーンじゃなかったら星やいいねのようなものができるからね。