ずっと私の中にあって、見えていた「みんな大好き靖友くん」とむちむちかわいいティグさんのいちゃらぶ、というかいちゃもにゃ話をようやく書くことができました。
はー、すっきりした!
ティグさんは元カレ、とうまくいっていなかったので靖友くんの突き抜けた能天気さと前向きさに救われてほしい、と願っているので、こんなにかわいいお話が書けたことが嬉しいです。
かわいいかどうかは、私の主観なんですけどね。
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さて、タイトルの「インプット不足」について。
先日、NHKスペシャル「ダビンチ・ミステリー Ⅰ」を大変興味深く見ました。もともと、レオナルド・ダ・ヴィンチはなぜか気になる存在で、でも彼について情報があるんだかないんだかよくわからないし(私が情報整理できていないだけ)、世界史わかっていないし、それに加えあの時代のイタリア・ローマ、そしてヨーロッパあたりの動きがわかっていないので、大雑把にもつかめていない状態です。
それでもなんだか気になるんだよう。
「ダビンチは何者だったのか」 没後500年の今年、天才の謎に徹底的に迫る NHKスペシャル シリーズ ダビンチ・ミステリー ほか
今年はダ・ヴィンチ没後500年なので、NHKも特集を組んでいるようです。
いやぁ、面白かった。NHKの底力を見たような気がしました。
CMが入らない。クイズ形式にしない。派手なテロップなし。ゲストなし。とにかくダ・ヴィンチに集中することができました。
今回見たのはダ・ヴィンチの人となり、というより、今だ発見されていない新しい作品を探すために行われていることを見ました。これ以上はしゃべりすぎるので割愛しますが、とってもとっても面白かったのです。
見終わって私は自分が感じたことをがーっとノートに書き殴りました。書き終えて、めちゃくちゃ充実している自分がいました。
そのときに
「あ、私、圧倒的インプット不足じゃ」
と思いました。
それはずっと、「ブラック・バニーズ」を書き終えた頃から感じていて、同じ頃から私の作品を生み出すスピードはぐっと落ちていきました。
今は書かないことのほうが多いし、「これで書けなくなってもいいや」と常に思っています。やりきった感が強いから、かな。そのときに持てるものをつぎ込み、時間とエネルギーとあれやこれやを削りながら書いていました。
書かなくなってからは、随分ラクになって日常生活をへろへろと送ってきました。書いても短いものが多く、「白妙薄紅」と「空と傷」は想定外でしたが、あとは自分の頭の中での展開を楽しむことが増えました。
なんていうのか、これまで生きてきた中で蓄積したものを注ぎ込んだ、という感覚が強かったのです。くちょjjiの桐谷に悪態をつきながらも私は「あー、こんなに使っちゃったら次に書けるときは来ないかもしれないなぁ」と思うほどでした。そしてそれは数年続き、今でも続いています。
自分がみっちみちのぱんぱんになれば、インプットをたくさんすれば、また書けそうな気がしました。しかし今はインプットしたいことが見当たらないのです。
そんなことを感じながら、次の「ダビンチ・ミステリー Ⅱ」を楽しみにしています。