「感想」を書く筋肉



「字書きです」
と名乗ると、どんなことでも書けそうなイメージがある。
しかし、現実はそんなことはなくて得意な分野と不得意な分野がある。


それだけではなくて、「書く筋肉」もあるなぁ、とぼんやり考える。


「書く筋肉」のことを意識したのはブログや創作の中で「継続して書くには、書く筋肉が必要だなぁ」と思ったことだった。
最初はよくわからずにいるのだけれど、ブログならブログを創作なら創作を書くときのコツというか、「自分なりのクセ」というか、そういうものが知らず知らずのうちに見えてくる。
それだけでは足りず、両方とも継続しなければならない。
まるで最初は走れなかった人が練習し、体力をつけ、テクニックを得て、長距離を走れるようになっていくイメージを持った。

そこで「筋肉」という言葉が出てきたのかもしれない。



次に、創作をしていると「書ききる筋肉」の必要性を痛感する。
面白い、私の場合は自分の趣味もぶち込んだお話を書き始める。
頭の中では妄想や、何かに取り憑かれたかのように次々と物語が展開していく。
私はそれを脳内麻薬が分泌されているんじゃないか、というテンションの高さでとにかく文字にしていく。

が、途中で息切れる。

「自分は先の結末まで知っているからもういい」と飽きてしまったり、他が忙しくてへろへろで余裕がなくなったり、長編だと集中力が続かなくなったり、理由は様々だ。

しかし、それを乗り越えて「完結ハンターの私なら、未完で終わっている作品にぶち当たってどれだけ悲しい思いをしたかを思い知っているじゃろう。それを読み手の人にもさせるのか」、最後まで書き切りたい、リフレッシュして、自分を整えて、書き切る。
大体において「ばったり」という言葉が似合う感じで倒れてる。
真っ白だか真っ黒だかわからないが、燃え尽きている。
そして思うんだ、「もう2度と書かない…」って。
睡眠を削り、自分の他のお楽しみ時間も削り、たまには過去の自分と対峙し対決し、ボロボロになっている。

ま、しばらくするとまた書きたくなってうずうずしちゃうんだけどさ。

何度かお話を完結させてきて思うに、「これ、いざとなったらいくらでもできる、じゃなくて、確実に完結させることを積み重ねておいたほうがいい」と思った。

書き切るには「書く筋肉」とは違う筋肉がいる。



それから、お話の長さによっても違う筋肉が必要だった。
これまで
  • 好き放題文字数無制限
  • 1万字
  • 7千字
  • 400字
  • 140字
と、書いたことがある。

字数制限があるものは、その中でお話のケリをつけなくてはならない。
こういうのはコンテストに多いから「つづく」なんてできない。

10万字の物語と書く感覚で400字のショートショートは書けなかった。
ここでも「字数に合わせた作品を書く筋肉」の必要性を感じた。




そして、ようやく本題の「感想を書く筋肉」について、である。

私は書き手の前に読み手である。
読んでいて「いいなぁ。こうなってこうなってこういう展開のお話が読みたいなぁ。自分でも書いてみたいなぁ」とうっかり書き始めたのが、「妖精王の指輪」なんだけど。

話がそれちゃった。

読み手としては、感想をね、書いてみたいんですよ。
読み終わったあとの「あ。もう。ほんとに。ほんとによかったです……」くらいしか出てこないんだけど。
落ち着いたり、他の読者さんと「あのお話のあそこ、よかったよねー!」と語り合うならもっと出てきそうなのに、いざ感想を書こうとすると「よかったです……」で終わってしまうの。

それから書き手でもあるので、感想をいただくことがあります。
そりゃあ、嬉しいものです(ネガコメは除く)。
そしていざお返事を書こうとすると、「あ。もう。ほんとに。ありがとうございます……」


ちょっとーーー!!!
これまでの自分、なにしてきたのーーー?!
もっと書けるじゃろ!
そんな1万字とか書けと言われているわけじゃないし。


という情けないことを繰り返している。

ふと、思った。
自分には「感想を書く筋肉」が足りない。




と、いうわけで、ただ今、一つの野望を胸に秘め、感想を書く筋肉を鍛えようとたくらんでいます。

ささやかな目標は、自分が「よかったです」という感想をいただいたときに「でへ。でへ。でへへへ。嬉しいな。そ、それでどこがよかったの?」と聞きたいので、具体的に一つ「ここが好き」を添える、というもの。



感想を書く場所も、作品のコメント欄とTwitterとどっちがいいのかなぁ、と迷っています。

Twitterに書く場合は「感想やコメント」より「他の人への紹介」という意味合いを強くしているかな。



「感想書きたいけどどう書いていいかわからない」という方、一緒に探っていきましょう。

あと、もらう側の書き手の方のご意見や、読み手の方の「感想を書くときのポイント」などあったら、このブログのコメント欄やTwitterでお知らせください。



年内に野望を遂げたいな。ふははは!




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