※このブログ記事内の題字の著作権は310さん(
@310__sato)にあり、無断転用転載は一切禁止しています。
※ネタバレ注意!
もともと、「ブラック・バニーズ」の優也がマスターのカフェの話を書いてみたいなぁ、と思っていました。
同じ世界ではなく、別の世界で、優也によく似た「優也」、あるいは優也に似た名前の人が出てくるお話です。
きっかけはまたもやTwitterで、310さんが「文月文」の返事をツイートしてくださったことによります。
■参考
【ゆる募】手紙のあとさき / 「文月文」への返事を書きませんか【参加作品掲載】
このツイートの反応したフォロワーのマーケットさん(
@market_c_001)と3人でわいわいやっていました。
そしてマーケットさんがぶち込んできました。
「桐谷の中の人」と噂されるキリエが310さんにもてあそばれているのではないか…?
というのも、ご自分を「読み専」と称されている310さんの素敵お返事ツイートをブログ記事に載せ、サイトにも掲載することにしたら、310さんが非常に恐縮されて「あわわおよよ」となっているのを「じゃあ、載せますねー!おっけーもらったしー!」と無邪気(?)にどんどん話を進めていたからでした。
こうなると天邪鬼キリエはご期待に応えるしかないでしょう!
「わかりました。
310さんをなぞらえた佐藤くんとマーケットさんをなぞらえた黛くんを出します!」
しかし、桐谷を直接出すわけにはいかず、ふと思い出したのが冒頭の優也のカフェのお話でした。
「そうだ、ここにぶち込んでしまえ!」
加えて、fujossyさんで始まった「おじ様の色香短編小説コンテスト」のことも思い出しました。
「よし、これでエントリーしてやれ!」
ダメ押しのように、もう一ついいことを思いつきました。
私は桐谷のように(?)さりげなくそっと、お二人にDMを送りました。
「書きましたー!
佐藤くんと黛くん出しましたー!
コンテストに出しますー!
滅多にない機会だから、このまま裏で(=DMで)どうやって話ができていくのか見ていきますか?
お恥ずかしいですが、見直し、書き直ししていない原稿をここでお見せします。
いかがでしょう?」
そうして、お二人は二つ返事でこの誘いを受けてくださりました。
しめしめ。
「310さーん、題字、書きませんか?」
310さん、快諾!ありがとうござまーす!
マーケットさん、「ここにいてもいいのかしら?」と遠慮される。
「いいんです!」と説得。そして納得。
しめしめ!
※ 題字および、表紙については後日このブログで舞台裏をお知らせします。
※ どんなふうにお話が削られ、盛られていくか。関心がありますか?
「自分も310さんやマーケットさんのようにへなちょこ原稿が読んでみたい!」
そんな方、少々お待ちください。
コンテストの投票終了後、このブログでお見せする予定です。
こうして、私も初めての「投稿する前のお話を読者に読んでいただく」という貴重な体験を持つことができました。
よく書き手の人が「うわーーーっ!これでいいのー!誰か自分の原稿を読んでーーーーーっ!!」とツイートするのを見ます。
あれ、すっごくよくわかります。
私もツイート、というか叫ぶもん。
本当にこれを面白いと思うのか。
続きを読みたいと思うのか。
連載なら、少しストックを持っていたほうが安定して投稿できるので、ますます読者の反応は得られません。
そういう意味では、とても心強かったです。
ほめてもらえて、誤字脱字も指摘してもらえて、変更したらまたそれをほめてもらえて。
「反応がある」って、とっても大事なことなんです。
嬉しくて嬉しくて「よし、次も書いちゃう!!」となるんです。
同時進行で、310さんが題字を何枚か書いてくださるのに「これが好き」「ぱっと見て読めるようにしてほしい」「中央に寄り気味で」「白黒でいきます」「デジカメない?ああ、大丈夫。ざらっといくから」「桐谷をイメージして、あるいは桐谷になったつもりで書いて」「あ、これが桐谷のテーマソング。そんでこっちがこのお話を書くときに聞いていた曲」など、次々に飛ぶ注文。
それに応えてくださる310さんと、素敵センスで自分の選択を教えてくれ310さんとキリエをほめてくれるマーケットさん。
文章は私が書きました。
しかし、「この作品は3人で創り上げた」という感覚を強く持ちました。
1人じゃできない。
私は書き直しがすごく嫌いで(だって面倒くさい←)、「ま、いっかー!」と投稿してしまうのですが、「今回はまだぬるい。まだぬるい」と直していきました。
1人で書くよりももっと回数を重ねました。
「1人でもやれよ」
ええ、そうですね。
さて、内容にちょっと触れますと、私にしては珍しく、一場面に4人の登場人物が出てきます。
そして主役の二人は佐藤くんと黛くんのはずなのに、この二人に関してはほとんど描写がされていません。
「いいの、おじ様コンテストだから」ではすまないのですが、自由に思い描いていただければ幸いです。
書き直すうちにこの二人の関係性や特徴がはっきりして自分でも「おおおおお!」と思いました。
短編を書くとありがちなのですが、このカフェのお話、オムニバス形式でもなんでもいいので、書いてみたいなぁ、とぼんやり思っています。
他のお客さんのお話でもいいし、このお話の続きのようなものでもいい。
そうなったらいいなぁ。
最後に。
私はとても人に恵まれれいると思います。
一歩間違えれば、発表前のお話が流失する可能性だってあるのです。
そっくりなお話を先に発表されてしまえば、なかなか厳しいことになります。
あるいは、表紙の依頼だって、私が悪用するかもしれません。
それにあれだけ注文をつけて題字を書かせておいて、「やっぱり気が乗らないから書けませんでした」と私がTwitterをブロックすることだってできるのです。
なので、今回の3人での創作のようなことはとても危険で、誰にでもおすすめすることはできません。
でも、もし。
「この人とやってみたい!」と思い、信頼関係が築けるのなら、それは得難い体験になるかもしれません。
ちなみに、310さんはこれまでガラケーユーザーでしたが、複数人とするDMはガラケーでは対応できず、通知もいかないので、「DMしましたよ!」と私がリプを送ってもPCを使うまでは確認できませんでした。
元々、「そろそろスマホデビューかしら」とお考えのようでしたが、この一連のやり取りがきっかけでめでたくデビュー!!
8月末からの2週間のまことに濃い時間の中、なにかを変えたり影響したりするきっかけにもなった時間でした。
ふふふ。
こういうの、大好き!
310さん、マーケットさん、読んでくださった方、これから読んでくださる方、本当にありがとうございます。
私、すっごく幸せ~!!
約束通り、表紙のことや「投稿するまでの原稿の変化」まではまた後日。
■参考
◇問題のお話
「カフェILYA」 fujossy BL 閲覧注意
◇問題のjjiの桐谷や魅惑の優也のお話
「ブラック・バニーズ」 ムーンライトノベルズ R18BL 閲覧注意
最近、こぼれ話をたまに更新しているのですが、桐谷と優也がかわいくて激甘でめまいがします。
◇おじ様って何歳から?のコンテスト
〜42歳以上限定〜おじ様の色香 短編小説コンテスト | BL小説投稿サイトfujossy[フジョッシー]
■おまけ
トップ画像は表紙のデザインやレイアウトを担当したキリエがふざけて作ったもの。
誰が主役やねんっ!!