奇妙な関係 / 白イ手ノ中デ、イク あとがき





※ネタバレ注意


ホラーは好きですか?
私は苦手です。
夜、寝るときに思い出して、怖くて眠れなくなります。
同じ理由でスプラッタもパニックものも苦手です。


そんな私と同じようにホラーが苦手な主人公の、なんとも奇妙な関係のお話です。

これは最初、自分の企画「夏のBLフルーツパラダイス2017」への参加作品として書き始めました。
しかし、どうもすっきりいかない。
なんだか、まどろっこしいし、どこかお話に入り込んでいけない。

中途半端なまま、とりあえずは書き上げたものの、気に入らなくて別の余白だらけのもので参加しました。



しかし、そのあとも、この奇妙な二人(?)が気になって気になって仕方ありませんでした。

そのときに、fujossyさんの「~ Summer Love ~ 真夏のBL短編小説コンテスト」のことを思い出しました。

前回、応募したオメガバースコンテストのときには、7,000字でしたが、これは10,000字。
少しは余裕が持てそうです。
それに、奇妙な二人のお話は「こんなに短くでしか書けない…」と思った作品でもありました。

これをなんとか、もっと改稿してなんとかならないものだろうか、と考えるようになり、再び、このお話と向き合うことになりました。




白黒つけたい人には、またもやもやもやするお話だと思います。
正体が明かされないからです。

私は自分のスペイン巡礼の体験の中で、「わからないことはわからないのだ」ということを強く学びました。
わからないから探ってもいきます。
それでもどうしようもないとき。
私の場合は、特にスペイン語も英語もわからないので「話していること、書かれていることがわからない」という体験でしたが、それをいちいち調べている余裕もありません。
しぶしぶ、わからないものはわからないもの、として受け留め、受け流していくしか、歩き続けるためには方法がありませんでした。

それにこの世界には、わからないことがまだまだごまんとあるのです。

なので、そういうものは「そういうもの」としてとらえるクセがあるので、正体探しに焦点をあてていなければそのまま受け流していきます。

これまで書いたお話の中にも、最後まで正体を明かさずに読者さんをイラっとさせたものがあります。

この「白イ手」もこれと同じカテゴリーになりそうです。



あるいは、いろいろ設定もそのエピソードも考えたけど、このお話の中では描く必要がないものは語られない、ことも沢山あります。
そういうのを舞台裏でこっそり知ることができるとわくわくしますね。




このお話の舞台裏と言えば、今回は描きませんでしたが、主人公と白い手がちょっとだけ意思疎通を図るシーンが旧原稿にはありました。

それはどうしたのか、想像するのも楽しいかもしれません。
それとも、かえってイラっとさせちゃうかな。




私のお話の中に、不思議な雰囲気のものが幾つかあります。
自分が思っていたより書いているので、いつか「妖異奇譚」としてまとめてみるのもいいかもしれません。



いつも読んだり、他のアクションをしてくださり、ありがとうございます。
とてもとても嬉しく思います。


まだまだ暑いので、お互いに気をつけましょう。





Kyrie




■参考

「白イ手ノ中デ、イク」 fujossy R18BL 閲覧注意


◇夏BLフルパラ

【小説】夏のBLフルーツパラダイス2017 参加作品 #夏BLフルパラ2017

【イラスト・マンガ】夏のBLフルーツパラダイス2017 参加作品 #夏BLフルパラ2017


◇~ Summer Love ~ 真夏のBL短編小説コンテスト

〜Summer Love〜真夏のBL短編小説コンテスト | BL小説投稿サイトfujossy[フジョッシー]


◇オメガバース短編小説コンテスト参加

オメガバース短編小説コンテスト入選について #fujossy


◇キリエのスペイン巡礼

Kyrie on Camino de Santiago 2006




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