※ネタバレあり。閲覧注意。
この、特別なことが起こらない淡々としたびーえる、と言っていいのかどうかわからない作品「フライドポテト」ですが、舞台裏では協力者の方に第一稿をお見せして(それも書き上げほかほか、読み直しすらしていない)、あれこれアドバイスをいただく形にしていました。
(ただし第一~三話のみ)
が、アドバイスどころか!
あの方たちの想像力の幅の広さに驚いた!!!
キャラもお話も練り込むことがなく、プロットも作らないのが私の書き方で(作品によってはやり方を考えたほうがいいと思ってる)、「なんとなくこの人、こういう感じ」と思いちらっと書きます。
例えば、引田さんは学生時代、登山部所属。
たったそれだけを書いただけで、「元登山部ならきっと……」と、引田像が次々と挙げられていきます。
それには妄想とふぇちも存分に含まれていますが、それが小説の楽しいところ。
描写が少ないことで一部で定評のあるキリエですが、今回は登場人物の2人とも、顔の描写はほとんどありません。
(それも書き終えて気がついた)
どんなヤツなんじゃ!
それが「きっとこんな人」というのを思う存分に想像し、補完してお話を読んでいただいていました。
自分も読み手ですが、そこまで考えて読んでいないかも。
読み手の力を感じたり、考えたりしたひとときでした。
第四話ではもうちょっと動きを入れようかと思っていたのですが、あれでいっぱいいっぱいでした。
そして、この2人ですが、どちらが攻めさんか受けさんか明確にしていません。
私の頭の中にはぼんやりと「こうかな」という思いはあったのですが、書いていくうちに「これはどっちでもいけるな。必要ならばリバでもいける!」と思いました。
そこのところもお好みに合わせて、想像力妄想力で補完して楽しんでいただけると嬉しいです。
突然の芋企画に協力してくださった協力者さん、ありがとうございました。
また小さくて淡々とした作品ながら、読んでくださったり、ブックマークやポイントなどをつけてくださったりして、ありがとうございます。
とてもとても嬉しいです。
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深夜に書きながらフライドポテトが無性に食べたくなり、翌日食べたポテトの写真を添えて。
Kyrie