※ネタバレあり。閲覧注意。
「BLカルタ企画」のことで、西はじめさんとやりとりし、この小さなお話の元ができたのは3月の終わりのことでした。
4月。
新年度になり、それまでもきつかった仕事の、私が担う負担が増加した。
「体中が痛い」と言いながら乗り切った一週間。
その週末は1日中寝ているしかできませんでした。
そんな中、なにを考えたのか、私、あの「書かないですよ~」と言っていたお話を書き始めたのです。
ざっくり書いたのは2日くらいで、カルタのお礼に「書いただけ!」のなんの研磨もしていないものを(それも前半だけ)西さんにDMで送りました。
西さんが気に入ってくださり、2人の登場人物のざっかざっか描いたラフ画をがんがん送ってくださいました。
思わず、「きゃー!表紙にする!」と言ってしまいました。
あれほど「軽率に表紙をおねだりしてはいけない」と学んだはずなのに、どうなっているんだね、キリエよ。
西さんは「いいですよ」とおっしゃり、それからいろいろお話するうちに本当に表紙を描いていただくことになりました。
初期の頃から何枚も並べられては私は「これ!」と選んだだけでした。
思い返すと、最初から一貫した選択だったような気がします。
へとへとだったので、書いてすぐのものを読み返す気力も体力もなく、「お互いにゆるゆるやっていこう」という中で、私はちょびちょび読み返し、最初は2話だったものを3話に分け直し、投稿するぎりぎりまで読み直してはお直ししています。
なんかさー。
もう一個の靖友くん、ですかぁ?
なんだかもう「あんたたち、焦らすのもいい加減にしなよ!!!」という感じだし。
あたし、くたびれて「激甘であんまり考えなくてもいいお話読みたい」ばっかりだし。
そんなこんなで書いたお話でした。
初瀬くんのちょっとハズれているのに、懸命に捨て身で相手のために頑張ってるし、鈴木くんも相当オトナの対応をしていますね。
お互いがお互いのために思いやっているので、私はこの二人が好きです。
私が一番気になるのは、鈴木くんが初瀬くんに惚れた理由で。
最初のきっかけは教えてもらって「へー、なるほどねー」と納得したのですけど。
「で、本格的に好きになったのは?」ともう一歩踏み込むと「ヒミツ」と教えてもらえませんでした。
なーんだ、がっかり。
こういうやりとりを鈴木くんと田中くんを出して、「田中くん視点」で読んでみたいなぁ、と思いました。
鈴木くんの「好き好きパワー」に私も包まれてみたいです。
最後にこの作品を読んでくださり、ありがとうございます。
やっぱり書いていると「読まれているんだ」という手応えは嬉しいし、次へのエネルギーになります。
いろんな理由で心折れ、筆を折る方もいらっしゃると思います。
私も含め、なにかしらの表現者はそこから離れても「自分の作品が受け入れられた(読まれた、見てもらった、など)」ことへのこみ上げてくる嬉しさは残っていきます。
私も読み手として、感想やコメントを書いていきたいのです。
興奮すると語彙力がえらいことになるので、なかなか書けないのですが、それでも書く練習をしながら書いていきたいと思います。
それから、裏で一緒に楽しんでくれた西はじめさん、改めてありがとうございます。
楽しかったーー!!
弱腰になる私にきっと「どしたん、この人……」と呆然となったと思われるのに(基本が自分にそんなに自信がないのでおどおどしている)、冷静に対応してくださり、本当にありがとうございます。
また機会があったら、遊ぼうね。
■参考
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西はじめさん(@my51635163)
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西のBLカルタ製作所(R18BL。閲覧注意)
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西さんのメクる。アカウント
西さんのイラスト、コミック、そして小説まで西さんの作品ががんがん詰まっています。
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Kyrie(@etocoria_)
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ちら見せ紐 (ムーンライトノベルズ。R18BL。閲覧注意)
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キリエの「BLカルタ」参加十七文字(サイト・ECOTORIA)
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ちら見せ紐 誕生編