ごくまれに、私の書いたお話について「何度も読んでいます」と言われたことがあります。
嬉しいな。
その一方で、恐いな、とも思います。
というのも、自分のお話が「何度も読まれても耐えうるものなのか」という自信がないからです。
一番最初はもの珍しく、勢いでがーっと読めるかもしれません。
二度、三度もまぁ、いいでしょう。
しかし次からは、文章の粗が目立ったり、飽きてきたりするんじゃないか。
繰り返し読むと気づくなにか「よろしくないもの」があるんじゃないか。
と、心配になります。
何度も読み返したくなるお話。
何度読み返しても、いつまでも面白いお話。
時間が経っても長くかわいがってもらえるお話。
そんなお話が書いていけたらいいなぁ、と切に願います。
どうやったらそんなことができるのかわかりませんが、とにかく自分にできることは書くこと、完結させることだと思って書いています。