※このイラストの著作権はおいしいご飯さん(@kusattameshiuma)にあり、無断転用転載は一切禁止しています。
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星が墜ちたあとのこと。
※ネタバレあり
星が墜ちたあと、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
本日、桐谷ロスを少しでも解消しようと思って、「ブラック・バニーズ・ブック」なんかをせっせと作っていたのですが、こんなもんじゃ埋められるはずないよね!
第33話を更新したところで、泣く人、落ち込む人、発熱する人、体調を崩す人続出。
ちなみに私は33~35話まで熱がある中、書いちゃった!
翌日、午前に34話、午後に35話を更新。
それからますます症状が悪化する人もいらして、Twitterでパニック状態に陥っていらっしゃる方を見てもどうもしてさしあげられなくて、私も一緒に「どどどどどうしよう…!!」とパニックになっていました。
翌日は目が腫れて、ハニワあるいはモアイのようになったり、咳が止まらず眠れなくなったり、創作意欲が低下したり、という報告も受けております。
私も淡々と、カラっとしてはいたのですが、騒動がひと段落して、ムーンさんにいただいた感想のお返事を書き終わったときでした。
嬉しかったのは、滅多に感想は書かないのに書いてくださった方や、これは感想欄だけでなくTwitterでも触れられていましたが、「恋愛だけではなく、人生にふれた作品だった」と評していただいたことです。
桐谷、しょっぱなから「人生なめんな!」とバニ男さんに説教しているし、彼の最初の言葉が最後まであのお話の軸のようになるとは思ってもいませんでした。
でもそれがあったからこそ、オトナ読者の方々からも愛されたお話になっていったんだろうなぁ、と思いました。
そして、たくさんの方から、「生前の桐谷の話」「他のキャラクターの話」を望む声があがっていて、とても嬉しく思います。
しかし、私もくたびれちゃってさー!爆
LoveはともかくLifeがくそヤバいことになっていて
思い出したら、この記事を書いたときもBBの本編を書き終わったあとじゃったよ!
仕事がきつかったので休みに入っていろいろ緩んだのか、私も発熱したり、ノートとか手帳とかブログとか他に書きまくっていたりして、創作は放置。
いや、ほんと、身体がラク!
めっちゃラクです!
どれだけ、普段、創作にエネルギー奪われているんだ?!というくらいラク!
なので、私が「水晶玉を見つめる占い師のように」、物語の切れ端が見えたらまたお話に仕立てます。
とはいえ、全然見えていないわけではないので、ここでメモ書き程度ですが、ご紹介してこの記事を終わりにしたいと思います。
優也がブラック・バニーズに復帰したときの他のキャラクターの様子
お話によると、優也が桐谷と付き合う(同居する)ようになって5年数か月後に桐谷死去。
その半年後、優也、BBに復帰。
とあるので、本編が終了して6年近くの時間が流れている、ということですね。
あまり突き詰めるとマズいことになるので、ゆるく私が見えたことをお話させてください。
優也
黒服として復帰。
高橋チーフの後継者として指導を受けながら、BBに勤務。
美崎
大学卒業と同時にBB退職。
理系の学歴を生かした会社に就職。
keiと恋人になり、同居中。
kei
持ち前の忍耐力と粘りを生かし、美崎を待ちに待って信頼感を獲得。
ようやく落ち着いた恋愛関係を持つ。
美崎同様、大学卒業と同時にBB退職。
美崎とは違う会社に勤務。
美崎と同居中。
家事はkeiが主にする。
美崎は少しずつは家事も覚えようとする。
早霧
年齢を理由に惜しまれながらバニーから黒服勤務へ転向。
優也に並ぶ「美しい黒服」として噂になるも、草津オーナーと高橋チーフが客を抑えたので、大事には至らなかった。
しかし、黒服としてはまだ動きが悪く、早霧の指導者として優也は草津、高橋から期待されている。
長谷川とは恋人関係を継続中。
しかし同棲はしていない。
白いベビードールの戦闘服の結末も見えてはいるが、ここに書くのは野暮というものなので割愛。
長谷川
変わらずバーテンダー。
後輩バーテンダーの穂積も成長してきたので、休みが取りやすくなり、一生懸命早霧と予定を合わせようとすることもある。
周りがじれじれしていることは知っているが、気がつかないふりをしている。
草津オーナー
桐谷の死はショックだったが、優也の辞表を受け取らず待っていた。
最近では、ヨーロッパで一緒に仕事をしていた娘・玲於奈《れおな》が一時帰国したとき「パパ、なに面白いことしているの!」とBBに乗り込み、次期オーナーの座を狙っている。
従業員からは男性ばかりの世界に女性が入ってくることで、反発はあったが、彼女が企画したイベントがBBの空気を崩さず、また斬新なもので客にも好評だったため評価をされた。
まだヨーロッパでの仕事のケリがつかないので、草津がオーナーを務めているが玲於奈が戻ってくると一波乱ありそう。
シンシア
三十の大台に乗ったが、「見苦しくなったらすぐに辞める」という条件でまだバニーを続けている。
ストイックに身体を作り、ケアしている。
人魚のような儚さはあるが、長かった髪をばっさりと切り、男味を増しながらきっちりと作られた筋肉が網タイツに包まれている足に定評あり。
また「若いコはちょっと苦手で」という人の相手や軽い人生相談にも乗っているらしい。
深みのある人物としても人気。
「見苦しくなる」の判断は草津オーナーに任せている。
一朗太
大学院卒業までバニーとして勤務。
就職は大学で、発掘調査のために南米に渡っている。
それを知った飯嶋は一朗太を諦めたが、ニコラスは彼を追って南米にしげしげ通っている。
佐伯
表向きは桐谷の息子・龍治の秘書となっているが、半分は私設秘書のようなもので、仕事内容に優也の世話も含まれている。
あくまでも自分の主は「桐谷仁」だと言い、自らのことも「桐谷の犬である」と表現する。
傷心の優也を一番近くで支えた人。
この人と優也との間になにかあってもおかしくないかなぁ、とは思っている。
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ざっとここまで。
あとは、短いお話の一場面だと、「落ち込む美崎におむすびを作る優也」の姿があります。
いくら忍耐強いと言っても、keiだって人の子。
美崎の心無い言動に、そのときはぶちっと切れて出て行ってしまいます。
美崎は相当落ち込みますが、なかなか素直になれません。
いつも素直になれない自分を優しく包んでいたのがkeiだったので、自分から折れる、ことがまだうまくありませんでした。
行き場を失った美崎は桐谷のマンションに向かいます。
コンシェルジュの雨宮と1階で優也の帰りを待ちます。
美崎の姿を見ると優也は驚きますが、BBの勤務後のことなのでとりあえず美崎を部屋に連れていき、ゲストルームに寝かせます。
美崎は自分が大怪我をしてここで療養していたことを思い出しながら寝ます。
翌朝、先に目が覚めた、というか眠れなかった美崎がソファに座っていると、10時ころになってふらふらの優也が起きてきます。
優也は何も聞かず、一緒にシリアルを食べます。
そして、優也は「お昼はおむすびとお味噌汁にしましょう」と美崎に声をかけます。
そして、米を研ぎ、味噌汁を作りながら、桐谷が食べさせてくれ、息子の龍治が食べさせてくれたおむすびの話をします。
優也がむすんだおむすびは、桐谷のものより小ぶりのようでしたが、しっかりと力強くむすばれており、美崎はそれを食べながら大泣きをします。
優也は何一つ聞かず、美崎も何一つ話さず、美崎は自分がやるべきことを知り、桐谷のマンションから帰っていきます。
というものです。
以上、お楽しみいただけましたでしょうか?
もし、またお話が見えたら「完結」の印をそっと取り去って、お話を追加しておきますね。
冒頭のイラストはBBの表紙も手掛けてくださったおいしいご飯さんが描いた星が墜ちたあとの喪服の優也。
体調を崩しながら描かれたそうです。
桐谷には「めっ!」と怒られますよ。
ありがとうございます。
掲載には、ご本人からのご了承を受けております。
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