「【短編未満集】かけらばこ」に収めた「シルヴァー・ウルヴス」について、あちこちに散らばっている欠片を集めてみました。
まず登場は、Twitterで私がツイートしたことから始まりました。
その頃、すでに日常とくちょjjiと私が愛を込めて呼んでいる桐谷(※注・拙著「ブラック・バニーズ」の登場人物)に振り回されてへろへろになっていた頃です(2017年くらい?)。
「ブラック・バニーズ」というのはバニーボーイの店でのお話ですが、くたびれきっていた私は
「ボーイズじゃない。
おぢさまに!
おぢさまに癒されたい!!」
と切に願っていました。
追い詰められていますね。
- スーツの似合う、余裕たっぷりのおぢさまがいっぱいいて~
- おいしいお酒を勧めてくれたり、選んでくれたりしながら~
- 「どうした、キリエ。そんなにしおしおになって」とか~
- なにも言わずに肩をなでなでしてくれたりとか~
- 愚痴を聞いてくれたりとか~
- やんちゃしたらきちんと「それはどうかな、キリエ」と優しくたしなめてくれたりとか~
- ご飯もおいしくて~
- でも料金は良心的で~
- 行ったら「よく来たね、キリエ」と肩に軽く手を当ててエスコートしてくれて~
などと妄想しまくりました。
そしてこういう内容のツイートをしたときにふと、「ここのオーナー、桐谷かも…」と思ってしまいました。
そして従業員で働く「美しく優しいおぢさま」として優也がいる、と続きました。
それから生まれたのがこちら!
そこから妄想は止まることなく、どこかでちょっと書いてみたいな、と思い書いたのがこちら!
【短編未満集】かけらばこ「シルヴァー・ウルヴス」(ムーンライトノベルズ。BL。閲覧注意)
しかし、これは書き散らしただけなので、もうちょっと書きたいな、と思い書いたのがこちら!
リザードマンとお茶を(ムーンライトノベルズ。BL。閲覧注意)
しかしこのお話も2話の途中まで書いて、そのままになっています。
というわけで、「シルヴァー・ウルヴス」は書きたい舞台でありながら、なかなかうまく筆が進まない、蜃気楼のようなお店なのです。